JA:Tag:amenity=parking
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| 説明 |
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| 自動車を駐車する場所 |
| OSM Cartoでのレンダリング |
| OSM Cartoでのレンダリング |
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| グループ: 駐車場 |
| 適用できる要素 |
| よく併用されるタグ |
| 関連項目 |
| 状態:事実上の標準 |
| ツール |
amenity=は、一般公衆、顧客または許可された利用者が、自動車、トラックなどの駐車に使う、一般に駐車場と呼ばれる施設をタグ付けするために使います。
これ以外の乗り物を駐車する施設に関するタグについてはJA:駐車場を、道路脇での駐車施設をマッピングする際の情報についてはStreet parkingを参照してください。
マッピング方法
駐車場をマッピングする一般的なやり方は、エリアを描いてamenity=parking でタグ付けすることです。実際の駐車場の区域が分からない場合や、描く時間がない場合は、単に
ノードにタグ付けしてください(ただし、同じ施設にノードとエリアを同時に使わないでください)。様々な種類の駐車場が、多くのエディタでプリセットとして利用できます。例えば、 iD では「駐車場」や「立体駐車場」として存在し、オートコンプリートでアクセスできます。
道路や歩道は駐車場内で互いに接続されているべきです。道路や歩道をamenity=エリアの境界にのみ接続するのはよくある間違いです。一般に経路検索では道路や通路がマッピングされていない限りエリアの内部を検索することはできません [1]。しかし立体駐車場の場合、航空写真から駐車場の通路を見分けることは不可能かもしれません。誰かが内部について調査ができるまでの間、道路をamenity=parking_entranceのノードに接続しておくのは、良い第一歩です。
個々の駐車場の地物は、それぞれができるだけ連続したエリアとしてマッピングされるべきです(JA:地物ひとつにOSM要素はひとつを参照してください)。エリアの中では、駐車区画の間に駐車場の通路と歩道を入れてください。緑地帯や樹木のような植栽も含めることができます。駐車区画の個々の列を別々の駐車場としてマッピングするべきではありません。駐車場の中の区域(ゾーン)について、それぞれの名称やref=*を付けて別々の駐車場としてマッピングすることはできます。
道路脇の駐車場についてもamenity=でタグ付けできます(たとえばparking=street_sideやparking=laneを使う)が、よくやられているのは、 amenity=で明示的にマッピングするのではなく、highway=*そのものにparking:left=*, parking:right=*, parking:both=*などのStreet parkingタグを使用する方法です。どちらを選ぶかは、個人の好み、地域の習慣、そして必要とされる詳細さによります。
駐車場や車線の中をマッピングするにはamenity=parking_spaceやarea:highway=*を使うことができます。
追加のタグ
| キー | 既定値 | 値 | 要素 | 説明 |
|---|---|---|---|---|
amenity
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なし | parking
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エリアまたは中央のノードに対してタグ付けします。ただし両方にはタグ付けしません。 | |
| 以下のすべてのサブタグは任意であり、既定値はありません。 | ||||
name
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なし | * | 駐車場の名称 | |
ref
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なし | * | ||
access
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なし | yes; customers; permissive; private
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公共の駐車場、(映画館などのような)顧客用の駐車場、(オフィス街の勤務者などのための)専用駐車場との区別をする。 yes は公共の駐車場を示す。 | |
parking
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なし | surface
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地上にある1階だけの駐車専用エリアです。 | |
multi-storey
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建物の構造をした2階以上の立体駐車場です。適切なbuilding=*タグ、駐車場用に建設されたものであればbuilding=parkingが最も一般的ですが、そうしたものを追加することを検討してください。
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underground
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地下にある駐車場です。 | |||
rooftop
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建物の屋上にある単層の駐車場。 | |||
sheds
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車両のための個人的な車庫で、所有者の家の近くにある。通常、側面は金属でできている。 | |||
carports
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主に自動車などの車両を、雨風から限定的ながら保護するために使われる構造物 (Carports(Wikipedia))。building=carportの追加を検討してください。
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garage_boxes
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1台ずつ独立している平屋の建物で、ふつうはレンガや金属でできています。ふつう、この区域は議長、予算、規則、セキュリティなどがある駐車場組合に所属しています。 | |||
layby
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主要道路の脇にあり、運転者が目的地への途上で休憩することができる最低限の駐車施設です。 | |||
lane
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道路上にある駐車場です(容易に通行用のレーンに転換できるようなもの)。highway=*でタグ付けされた道路に対し、parking:left=*, parking:right=*またはparking:both=*タグの値として利用されることが多いです。
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street_side
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道路の車線に直接接している(しかし車線上ではない。その場合はparking=laneを参照)、駐車に適したまたは駐車専用の区画で、道路から通路を使わずに直接アクセス可能なものです。駐車用区画が道路の長い区間に及びその地域でmicromappingが必要でない場合には、代わりにparking:left=*, parking:right=* または parking:both=* を使うことができます(street parkingを参照)。
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on_kerb
|
highway=*でタグ付けされた道路に対し、parking:left=*, parking:right=*またはparking:both=*タグの値として利用されることが多いです。
| |||
half_on_kerb
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highway=*でタグ付けされた道路に対し、parking:left=*, parking:right=*またはparking:both=*タグの値として利用されることが多いです。
| |||
shoulder
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路肩(Wikipedia)(道路脇にあって、舗装の有無に依らず固いが通常の車両通行用ではない部分)への駐車。highway=*でタグ付けされた道路に対し、parking:left=*, parking:right=*またはparking:both=*タグの値として利用されることが多いです。
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park_ride
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なし | yes; no; bus; train; tram; metro; ferry など
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パークアンドライド。キーの値は接続する交通機関を定義します。わからない場合は「yes」を使ってください。(Proposal を参照) | |
fee
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no | yes; no; 時間帯
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駐車料金を支払う必要があるかどうか。特定の時間帯のみ料金を払う必要がある場合は opening_hours=* と同じ構文が使えます。(議論ページを参照)
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supervised
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no | yes; no; 時間帯
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車上荒らしやいたずらを防ぐために車が監視されているかどうか。特定の時間帯のみ監視されている場合は opening_hours=* と同じ構文が使えます。
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capacity
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なし | 数値 | 利用できる駐車スペースの数で、特殊な駐車スペース(例えば身障者向け)もすべて含みます。これについては議論ページをお読みください。 | |
capacity:disabled
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なし | yes; no; 数値
|
身障者専用駐車スペースが利用可能かどうか定義し、通常はパーキングパーミット(英国では'青バッジ')の所有者専用に予約されています。わかっていれば、そのスペースの数を指定します。(disabled_spaces=* キーを置き換えます。提案を参照)
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capacity:parent
|
なし | yes; no; 数値
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親子専用駐車スペースが利用可能かどうか定義する。わかっていれば、そのスペースの数を指定する。 | |
capacity:charging
|
なし | yes; no; 数値
|
電気自動車の充電施設がある専用の駐車スペースがあるかどうかを定義します。もし分かれば、スペースの数を指定できます。 | |
surface
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なし | see key page | 駐車場の表面。 | |
maxstay
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なし | see key page | 駐車場の時間制限(例:2時間までの顧客専用駐車場) | |
opening_hours
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なし | キーページを参照 | 駐車場の営業時間です。 | |
operator
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None | * | 駐車場の運営者です。 | |
website
|
None | * | 駐車場のウェブサイトです。 | |
関連する地物
- 駐車場への入場や出場に使う道は
highway=serviceとタグ付けされるべきです。 - 駐車場の通路は
highway=serviceにservice=parking_aisleを付けて、必要に応じてoneway=*タグを付けることができます。駐車場の通路も他の道路網と同じように経路として成り立つように描く必要がありますので、注意してください。 - 発券機は
amenity=vending_machineにvending=parking_ticketsを組み合わせてマッピングできます。 amenity=parking_entranceは地下駐車場や立体駐車場の入口と出口をマッピングするために使われています。amenity=parking_spaceは個々の駐車スペースをマッピングするのに使えます。amenity=trolley_bay- is used to map a trolley bay / cart corral in a supermarket's car park.
複数の区域から成る駐車場や、複数の部分から成る駐車場の区域や、穴がある場合など、複雑な大きさの駐車場を描くには、マルチポリゴンを使うのが標準的な方法です。
区域リレーションの提案
2011年に承認された提案“parking”には、 type=site リレーションに site=parking を使うことで、複数の駐車スペースとその入口を1つの駐車場施設としてまとめる方法が記されています。2011年以来、マッパーからはほとんど支持されていません(またデータ利用者はおそらく皆無)。OSM Cartoのための分析を参照してください。2015年時点で、site=parkingは世界で3000件未満しか使われていませんでした。2023年において、使用数は20,000件を超えています(折れ線グラフを参照)。しかしamenity=parkingの方がはるかに多く(2023年で400万件以上)使われています。
レンダリング
標準タイルレイヤー は現在、駐車場のエリアを「P」のアイコンと灰色の背景でレンダリングします(buildingタグがある場合には建物の中に"P")。
関連項目
- Parking Map — 様々なレンダーやウェブサイトの概観
- JA:駐車場 - 様々な交通手段の駐車場の概要
- Street parking - 道路の脇への駐車について
- Garage - 曖昧さ回避のページ
amenity=bicycle_parking- 自転車用の駐車スペースamenity=motorcycle_parking- 二輪車用の駐車スペースamenity=parking_entrance- 地下駐車場や立体駐車場への出入口landuse=garages- 多数のカーポートや車庫があるような土地区画amenity=parking_space- 駐車場内の個々の駐車区画(たとえば障害者用駐車区画)のためのタグamenity=fuel- 自動車の燃料補給のための小売施設building=carport- 主に自動車などの車両を、雨風から限定的ながら保護するために使われる構造物highway=rest_area- 運転手が休憩のために停止することができる道路脇の施設で、多くの駐車区画があります。amenity=vending_machine+vending=parking_tickets- 駐車チケットの販売機hov=*- indicates vehicle occupancy requirements of a highway (for carpooling).カープール用police=car_pound- 警察に押収された車両の保管エリア

